イカリエ-XB1
2月 26th, 2023 by PureJyam
「イカリエ-XB1」 1963
共産国時代のチェコスロバキア製SFである。監督も出演者も全く知らないし、他の監督作や出演作もわからない。まぁ共産圏の古い映画ということで、そもそも日本語での情報がないのである。原作はスタニスワフ・レムの「マゼラン星雲」ということらしいが、それも読んだことはない。
2163年、新たなる生命を求めてアルファ・ケンタウリに旅立った宇宙船イカリエXB-1号の波乱の旅を描く。
派手なドンパチがあるわけでなく、宇宙人が出てくるわけでもない非常に地味でオーソドックスな宇宙SFだ。ただまぁ制作年代を考えると悪くはない。
モノクロということもあって特撮のチープさがあまり目立たないのが幸いしているかもしれない。宇宙船内の通路などは特によい雰囲気で描写されている。
旅の途中で発見した漂流宇宙船が、20世紀に発射されたもので核爆弾を積んでいるみたいな設定は、資本主義国への皮肉を含んでいるのだろうか。
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