アスファルト・ジャングル
2月 14th, 2023 by PureJyam
かなり古い映画。ブルーレイはなかったのでDVD。ジャケットはカラーだが、モノクロ作品である。
「アスファルト・ジャングル」 1950
宝石店強盗犯を描くフィルム・ノワール。監督はジョン・ヒューストン。主演はスターリング・ヘイドン。知らん人だなぁと思ったのだが、「博士の異常な愛情」で基地で銃を乱射して孤軍奮闘する軍人役の人だった。まぁ顔を見ても思い出せなかったですがね。
出所したドックは、ノミ屋のコビーに宝石店強盗を持ちかける。二人は仲間を集め、計画は実行に移されるが・・・
前に見た「仁義」が大きく影響を受けた作品ということで見てみた。主人公が出所後に宝石店強盗を計画し実行に移す、というプロットはよく似ているが、本作の方は宝石強盗自体はわりとあっさり気味の描写で、どちらかというと実行後のメンバーの運命を描くことにより比重を置いている。
特に実行犯である主犯のドック、金庫破りのルイ、運転手のガス、用心棒のディックが、それぞれの思い、若さへの憧憬や望郷や家族や友情へのこだわりの中で終焉していゆく様が印象的。
ジョン・ヒューストンはほんとにうまい。ちょっと別作品も見てみたくなった。まぁ途中離脱した「ガジノ・ロワイヤル」の監督にも名前を連ねてはいるが、あれはどういう立ち位置だったのだろうか。
まだ売れる前のマリリン・モンローが端役で出ているが、なかなかにかわいい。