サブウェイ123 激突
1月 19th, 2023 by PureJyam
「サブウェイ123 激突」 2009
監督はトニー・スコット。主演はデンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタ。「デジャヴ」に引き続き、トニー・スコットとデンゼル・ワシントンの組み合わせである。1974年の「サブウェイ・パニック」のリメイクになる。
ニューヨークの地下鉄で、ぺラム123号という車両がハイジャックされ、先頭車両のみ切り離されて停止する。犯人からの通信を受けたのは、運行指令室のデンゼル・ワシントンだった。
「デジャヴ」でもそうだったが、冒頭の描写のセンスが好き。映画の大半は、犯人であるジョン・トラボルタとデンゼル・ワシントンのやりとりだが、2人の演技がよいので、退屈はしない。1974年版は確かテレビで見た記憶があるのだが、ラストシーンしか覚えていないので比較はできないが、登場人物の設定は大きく変えられているようだ。
脚本がひどくて、いろいろな要素をぶっこんでくるくせに、そのすべてをほぼ投げっぱなしにして終わってしまう。普通そういう要素を絡めることで、サスペンスとか謎解きとかを盛り上げるはずなのに、それぞれが脈絡もなく提示されるだけで何の役にも立ってないのだよね。
特に、暴走した車両をどうやって止めるかは一番の見せ場じゃないのか?
とりあえず、演出と役者がよいことで、なんとか踏みとどまっている感じの映画。
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