ルパン三世 血煙の石川五ェ門/峰不二子の嘘
ほんとはケーブルテレビで録画した「カジノロワイヤル」の1967年版を見たのだけど、あまりのつまらなさに途中でギブアップしてしまったため、急遽ルパン三世を見る。
前作の「ルパン三世 次元大介の墓標」は、安かったので北米版のブルーレイを買ったのだけど、2,3作目となる「血煙の石川五ェ門」と「峰不二子の嘘」は北米版でも全然安くなってなかったので、こちらもケーブルテレビ録画版である。
「ルパン三世 血煙の石川五ェ門」 2017
前作と同じ、小池健監督、高橋悠也脚本となっている。次元に続き今作では五ェ門が主人公。作品時系列で、1stシリーズ5話「十三代五ェ門登場」の直後くらいらしい。強敵の殺し屋に居合を封じられたことで打ちひしがれた五ェ門が苦悩の末立ち直るというストーリー。前作のようなひねりはなく、どストレートな感じ。スタッフが同じなので、前作と同じように1stシリーズ前半のハードボイルドな雰囲気を醸している。ただまぁ感想も前作と同じで、ちょっと真面目すぎるかなぁ。特に銭形が妙にシリアスすぎる。後半にある五ェ門のヤクザ50人斬りのシーンは圧巻。
「ルパン三世 峰不二子の嘘」 2019
シリーズ3作目もスタッフは続投。そして主人公は峰不二子だ。しかしあまり不二子の魅力を表現しきれていない感じ。子供をつれて逃げるというシチュエーションであるため、アクションもお色気も中途半端感が否めない。不二子を主人公にするなら、2ndシリーズの「死の翼アルバトロス」くらいの物を見せてくれないとねぇ。
4作目につなげられるような設定を残しているが、今のところ予定があるとか作っているよとかいう話はないようだ。