ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

毛の生えた拳銃

5月 26th, 2022 by PureJyam

「毛の生えた拳銃」 1968
先日の「処女ゲバゲバ」に続き、大和屋竺関連。今作は監督と脚本を担当をしている。
組織のボスを襲った男を追う二人の殺し屋。しかし彼らはやがて自分たちの追うその男に好意を持ち始めていた・・・。
という話らしい。映画を見た感想でストーリーを「らしい」というのはどう考えてもおかしな話だが、見ても今一つ内容がはっきりしないのだよね。「裏切りの季節」は普通にストーリーが理解できる流れだったのだが、どうも今作は大体のあらすじは理解できるものの、なんかもやっとしている。
登場人物の行動のつながりが妙に断片的で、どういう状況で何をしようとしているのかがはっきりしないのだ。抽象的とも感覚的とも違う、そもそも作り手が観客にわからせようという努力をしていない感じ。まぁだからと言ってわけわからんくてつまらんというほどにはなっていないギリギリのラインなのがなんとも・・・。
ただもっともそれは主演の殺し屋の2人のキャラがいい味を出しているから見られるのであって、作品としてどうかと言われると個人的には評価は厳しい。
とはいえ、これも幻の傑作と評する向きもあるので、やはり人を選ぶ作品なのかもしれない。
主演の一人は今でも活躍する麿赤兒という役者で、いまではものすごいごつい顔だが、この当時はまだちょっととぼけた感じの雰囲気である。「ICH THE KILLER」でやはり殺し屋役をしていた大森南朋の父だというのは初めて知った。

Posted in 映画

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