ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ドニー・ダーコ

3月 7th, 2021 by PureJyam

今回は、全くテイストの異なるブルーレイ2枚。

「ドニー・ダーコ」 2001
買ったのは大分前である。3,4年経っているかもしれない。不可解なタイトルと難解だいう内容に惹かれて買ったやつだ。なんとなく見るのを先送りにしていた。タイトル自体は何のことはない、主人公の名前だった。少々精神の病んだ高校生のドニー・ダーコが、幻覚に登場するフランクという不気味なウサギの着ぐるみを着た男に、あと28日で世界が終わると言われてからの28日間の物語だ。難解な映画にありがちな、何をやってるのかさっぱりわからないというタイプではなく、ストーリー自体に難解なところはない。ただ全体をどう解釈するかは見た人により変わってくるだろう。その辺の解釈の難しさが難解という評価になっていると感じた。宗教的か、SF的か、精神病理学的か、とても興味深く面白い。確かに何度も見て見たくなる。わたしとしては、「魔法少女まどか☆マギカ」と「ジェイコブズラダー」を連想したのだけど、さほど共通点があるわけではない。ほんとに単なる印象の問題だ。

「アイアン・フィスト」 2012
ドニー・ダーコのような映画とは完全に真逆な、まさにB級映画と呼ぶにふさわしいエンタメのためにエンタメ。難しいことなど考えてはいけない。ただ楽しむだけに作られている。なんとも潔ぎよい。監督は、RZAというアメリカのラッパー。「キル・ビル」などの音楽を担当していたらしい。まぁそのうちに自分でも映画を撮ってみたくなり、これを撮ったという。まぁ監督だけでなく主演もしていたりするのだけどね。
舞台は19世紀の中国の辺境の村。そこで金塊を巡って地元のヤクザやらさすらいのナイフ使いやら用心棒やらが入り乱れて血で血を洗う抗争を繰り広げるみたいな話。中国なのでカンフーでの戦いなのかなと思ったが、そうでもなく、奇天烈な武器使いやなぜか身体が金属化する能力者とかがワイヤーアクションでド派手に立ち回る。ナイフ使いをラッセル・クロウが演じていてなかなかかっこいい。
ツッコミどころは満載だが、ツッコミも含めて楽しむような映画だ。ただ、主演のRZAはいかんせん表情が乏しく演技しているかしていないのかすら不明で、やはりそこは芸達者な役者に任せた方がよかったんじゃないのとは思った。

Posted in 映画

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