ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ハウス・ジャック・ビルト

3月 27th, 2020 by PureJyam

前回の旅行記が2019年8月の終わりなので、そのままブログ再開の2019年9月に続くことになり、つまりはとうとうこの不毛な、備忘録を記憶と記録で再生するプロジェクトも完了とあいなるわけである。
ただ、2019年9月から現在2020年3月末までの間の出来事については、扱っているものといないものとがあり、省いたものに関して、あと数回は書かかなければならない。それによって、ブログ補完計画はめでたく終了になるのだ。
というわけで、今回はブルーレイ。

アリータ バトルエンジェル
原作は「銃夢」という日本のマンガ。タイトルは知っていたが読んだことはない。はるか未来、空中都市ザレムとそこからの廃棄物に寄生する地上の街が舞台。サイボーグ技師が廃棄物の山から拾った少女サイボーグの残骸を修理し再生する。記憶を失っていた少女はアリータと名付けられたが、実は300年前の戦争で戦った戦闘用サイボーグだったことを次第に思い出し始める。といった内容。彼女の前には様々なサイボーグが現れ、激しい戦闘が繰り広げられるが、そのへんのアクションが見せ場ですかね。原作との違いはわかりませんが、SFアクション映画としてはまぁまぁ面白い。前半の展開が間延びしているとこが残念。

ゴジラ キングオブモンスターズ
ハリウッド版ゴジラの第3弾ですね。2014年版の続編的な位置づけ。他にも怪獣がいろいろ出てきますが、メインは対キングキドラ戦ですかね。前作同様怪獣同士の戦いは迫力があって見ごたえ十分です。ただ、ストーリーはなんかグダグダで、もうちょっと脚本頑張れよって感じ。字幕なしの英語版で見れば逆にストーリーがよくわからない分面白いかもしれない。前作を見たときも思いましたが、アメリカという国はなにかというと核を使いたがるというのがよくわかる。それにしても原爆への批判で生まれたゴジラにパワーを与えるために核爆弾を使うっていう発想はどうなのと思わなくもない。それと明らかに続編作る気満々なのはねぇ。

ノクターナルアニマルズ
以前見た、「シングルマン」の監督であるトム・フォードの2作目。もっともこの2作しか作ってませんけどね。前作とは大分趣の違う映画だ。
現代アートのギャラリーを営む女のもとに20年前に別れた売れない小説家の元夫から新作小説が送られてくる。映画は現実世界とその小説の世界を行き来する構成で、小説側は非常に暴力的な内容だ。過去の出来事と小説の内容の象徴的な類似が女を小説にのめりこませていく。元夫が小説を送ってきた意図が不明なまま女は元夫と会おうとするが・・・。というミステリアスなもの。全てが象徴的に描かれ、断定できるものがないところが想像力を刺激する。前作同様映像が美しい。特にオープニングのアートギャラリーの作品?の映像の感覚はすごいとしかいいようがない。

ハウス・ジャック・ビルト
1970年代に活躍したサイコキラーの物語。しかしホラーではなくコメディである。躊躇なく人を殺すが、強迫神経症なので飛び散った血がないか気になってしょうがないのだ。建築家になることが夢だがなかなか理想の家を作ることがでない。
全米公開時にカットされたところがあるということだが、スプラッター的な描写は少ないし、極端にグロいところもない。他のホラーの方がよっぽど過激だ。ただ倫理的にアウトだろうと思われるところが多々あるので、カット部分は想像がつく。とにかく悪趣味な映画だが、主演のマット・ディロンが魅力的なので、ついつい見入ってしまう。

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