SEKIRO Shadows Die Twice(2019/4)
ダークソウルシリーズのフロムソフトウェアの新作。日本語では「隻狼」ですかね。狼と呼ばれる 片腕の忍者の物語です。戦国版ダークソウルと言ってもよいでしょう。もっとも同じ系統のやつは既に「仁王」がありますが、雰囲気は大分違います。あっちは派手な演出に力を入れてますが、こっちはある意味地味で堅実なスタイルです。
ゲームシステムはダークソウルシリーズとほぼ同じ。篝火に相当する鬼仏があり、一度アクティブにするれば他の鬼仏からファストトラベルできます。今作ではソウルに該当するものはなくて、敵を倒すと得られるのは銭とスキルポイント。銭は商人からアイテムを買うときに使い、スキルポイントはためることでスキルを取得できます。死んだ場合、この銭とスキルポイントを半分失いますが、ダークソウルシリーズのようにその場に落ちて、後で回収ということはできせません。その代わり一度死んでも生き返ることのできる回生という能力?があり死ぬとそのまま死ぬか回生で蘇るかの選択が可能となります。もちろん回生は何度も使えるものではなくいろいろ制限が付くんですがね。
ダークソウルシリーズとの大きな違いは、鍵縄を使ったジャンプアクションとステルスキルでしょうか。特に鍵縄を使って高所に一瞬で登れるのが気持よいです。ステルスキルは他のゲームでもよくありますが、こっそり後ろから忍び寄ることで殺せやつです。基本的にはまず雑魚をステルスキルで一掃したあと中ボスと一騎打ちというパターンを取ると進めやすいかな。大ボスはそんなことしなくても大抵一騎打ちなんですけどね。
それと、メイン武器が一つしかないことがこの手のゲームにしては珍しい。ダークソウルなんかは多種多様な武器があってどの武器を使っていくかも一つの楽しみだったんですが、今作はパワーアップすらしない刀のみで最初から最後まで戦います。まぁスキルを取ることによっていろいろな技は覚えられるんですけどね。あと、サブ武器として義手にしこんだいろいろなギミックを使えます。こっちは多種多様で、パワーアップも可能になっています。
とにかく非常にストイックなゲームです。ひたすら剣戟剣戟剣戟。特にダークソウルでいうところのパリィが重要なので難しい。そもそもパリィって苦手なんですよねぇ。ただ、あまり巨大なボスがいなくて助かります。ラスボスも人ですしね。唯一隠しボスだけがやたらとでかくダークソウルのボスっぽいです。そしてとんでもなく強い・・・
結構はまりました。ダークソウルシリーズではあまり周回することはなかったんですが、このゲームは4周して全部のトロフィーをとりました。いやほんと面白い。是非ともSEKIRO2とか3も出してほしい。