ブレードランナー(2018/9)
明けましておめでとうございます。といいつつもあまり年が明けた実感がないのですが、ブログは淡々と過去編を消化していきましょう。
年末にシド・ミードの訃報が流れてきました。ブレードランナーで描かれたまさに2019年の終わりに逝かれてしまうというのは、なんか感傷的にならざるを得ません。
シド・ミードはいろいろなデザインをしていますが、個人的にはブレードランナーの空飛ぶ車のデザインのイメージが非常に強いですが、このタイミングでブレードランナーネタをやるというのは、特に追悼とかそういう意図的なものはなくて、全くの偶然です。
「ブレードランナー」
続編のブレードランナー2049のブルーレイを買おうと思ったものの、そもそもブレードランナーを見たのがはるか昔のテレビ放映だったので、もう一度ちゃんと見てみようとして一緒に買いました。
ブレードランナーはなんかいろいろなバージョンがあって、よくわからんので全部入りにしてみたのですが、実際見たのは、ファイナルカットと劇場公開版の一部だけです。
それにしてもこのあとのSF映画に多大な影響を与えた未来都市のイメージはやはり卓越してますねぇ。意味もなくキラキラした未来を強調するようなデザインではなく雑多で暗い街の中をときおり未来を感じさせるようなものが通りすぎる感じが素晴らしい。記憶ではラストはデッカードと恋人が車で走っているシーンだったんですが、ファイナルカットではなくなってましたね。Wikipediaによるとあのシーンはシャイニングのオープニングの未公開シーンを流用したらしいですが、劇場公開版で確認してみたら確かにそっくりでした。個人的にはあのラストシーンは好きなんですけどね。
「ブレードランナー2049」
悪くはないです。ただなんとも亜流感が抜けきれない感じ。ブレードランナーにインスパイアされたB級SFみたい。それとくそ長い。2時間40分かける映画じゃない。あと1時間けずればもう少しよくなった気がする。
もっともあまり切りすぎると監督自身の迷いや配給会社の思惑が入り乱れて、ブレードランナーのようにいろんなバージョンができてしまうという場合もあるので、なんとも言えないとこですが。
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