A SINGLE MAN(2018/5)
前回に引き続きブルーレイ2作。
「A SINGLE MAN」
コリン・ファース主演である。コリン・ファースは魅力的だが、別にKNGSMANの流れで買ったわけではでない。2011年頃にYouTubeで見た予告編の音楽がとてつもなくよかったので、当時テーマ曲をダウンロード販売で買っていたのだ。なので作品自体は以前から知っていた。で、最近ブルーレイが出ていることを知り、さらに表紙をよく見るとコリン・ファースだったので、ちょっと見てみようかなという感じで買ってみた。
1960年代まだそういう愛の形に世間の風当たりが強い時代、恋人(同性)を事故で失った大学教授が悲しみのあまり死のうと決意した一日を描く。それにしてもコリン・ファースはこういう紳士っぽい役がよく似合う。監督はトム・フォードという有名なデザイナーらしいがそっち方面はうといのでよく知らない。しかしさすがにデザイナーだけあって映像のセンスが素晴らしい。全体の雰囲気も初監督とは思えないくらいよい作りだ。
途中で教え子であるとてつもない美少年が登場する。特にその気のない私でもこんな美少年に見つめられたらドキドキしてしまいそうなくらい美しい。ニコラス・ホルトという役者なのだが、他にどんな映画に出ているのだろうとググったら、「マッドマックス怒りのデスロード」でマックスにずっとついてくる白塗りのウォーボーイズのニュークスをやっていたと知り驚愕した。いくらなんでもイメージ違いすぎ。役者ってすげーな。
「ファンタスティック Mr Fox」
ストップモーションアニメだが、監督は以前にも書いたウェス・アンダーソン。彼は実写だけでなくこういうのも作るらしい。もっとも前に見た 「グランドブタペストホテル」 でも一部にストップモーションアニメの手法を使ったシーンがあったので、こういう表現が好きなのかもしれない。
泥棒していた狐が家族のために足を洗い平凡に暮らしているが、悪い人間の地主に家を奪われ対抗するというお話。個性の強い監督は何を作ってもその個性がにじみ出るなぁということを再確認させてくれる。
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