板野サーカス
板野一郎というアニメーターによって完成されたアニメーションにおける映像表現の一手法である。
まぁ動画を見てもらえればわかるが、ようするに空中戦における対追尾ミサイルの表現なわけだ。
尾を引く無数の追尾ミサイルとそれから逃れようとする機体のアクロバティックな動きとそれを縦横無尽に追うカメラというのが特徴。
特に「超時空要塞マクロス」で多用されて有名になったが、これを手書きのアニメでどうやって描いてるのか素人にはさっばりわからない。
ミサイルの軌道と追われる機体の動きを全て把握した上でそれをアングルを変えながら破綻なく描けるというのはもはや神業である。
最近この板野サーカスをなんとか表現できないだろうかと思ってるが、難しそうだ。
MMD界隈でも再現しようとしてる人たちは多いが、なかなか苦労しているようである。
特に納豆ミサイルと呼ばれる尾を引く追尾ミサイルを再現するのがなかなか難しい。
みんなそれなりの動きを再現はしているが、みんなどうも煙の表現がいま一つだ。
そもそもMMDで煙というのがなかなかうまく表現できない。
その手のエフェクトを開発してる人もいるが、板野サーカスにおける追尾ミサイルの煙ってわりと独特な表現なので、汎用のエフェクトで再現するにはちと無理があるっぽい(^^;)
わたしとしては実写で板野サーカスっぽいカメラワークを再現したいのだが、今のところ方法が全く思いつかない。
広角から望遠までころころと変わる画角とアクロバティックな動きをどう制御するか。
こういうのはCGの方が得意なんだよね。
カメラの動きなんかどうとでもできるし、画角も自由自在だからね。
さすがに実写だと厳しいか。