地には平和を
訃報が続きますですね・・・
小6か中1の頃、小松左京の「果てし無き流れの果てに」を買ったんですよね。なんと言ってもタイトルがかっこ良かったですから(^^;)
でも内容は子どものわたしにはちと難しくて読むには読んだもののあんましピンときませんでした。ただ、遺跡から発掘された砂が落ち続ける砂時計というイメージがなんとも印象的でした。
その後10年後くらいにもう一度読み直してみて、やっばり名作だなぁとしみじみ思ったりもしたわけですが、最初に読んだのが難しすぎたせいかその後は分かりやすい星新一に走ってしまい、小松左京の本は今までにも4、5冊くらいしか読んでなかったりします。
今回、「果てし無き流れの果てに」の写真が撮りたかったんですが、どうにもものが見つからなかったので、3、4年前に読んだ「時の顔」を撮りました。
処女作である「地には平和を」を含む時間SFの短編集ですね。収録作全部面白い。おすすめ。
映画化された「日本沈没」は映画は見たものの、原作の方は結局未読です。ただ、この映画の影響はかなりあって、これを見たせいで特撮映画を撮ってみたいという欲求が起こり、さすがに特撮は資金も技術もなかったため無理だったので結局友人たちとカンフーアクションもどき映画を撮ったりしたんですよね。
まぁそれが今の動画制作の原体験なわけで、つまるところ「日本沈没」がなければ今こんなブログも書いてなかったかもしれないという・・・
いずれにしても、小松左京という存在は星新一と共にわたしにとってのSFの先生みたいなもので、このお二人が逝ってしまったというのはもう何とも寂しい限りです。
合掌