狂い咲きサンダーロード その2
「狂い咲きサンダーロード」と「ゴーストオブマーズ」のDVD。
主演の山田辰夫氏が亡くなったのももう2年も前になるんですね。たまたまAmazonを見たら50%OFFになっていたので買ってしまいました。
2作の共通点は、まぁどちらもB級アクション映画ってとこですかねー
「狂い咲きサンダーロード」にいたっては、監督の石井聰亙の卒業製作なので、もはやB級ですらないんですけどね(^^;)
それにしても久々に見ましたが、面白い。
主演の山田辰夫の魅力もそうですが、スピード感のある演出はさすがって感じですね。あまり日本映画っぽくないとこが特にいい。
わたしとしては、やたらと出てくる廃墟のシーンのロケ地がどこかがとっても気になりました。もっとも30年も前の映画なので場所がわかったところで、もうなくなってるでしょうけど(^^;)
「ゴーストオブマーズ」は、ジョン・カーペンターのSFアクションです。初期の作品である「要塞警察」の火星版といった感じ。
敵が火星人なわけですが、エイリアンみたいなやつに襲われるってわけではなく、火星人に憑依された人間が襲ってきます。
なんといってもエイリアンみたいなやつをたくさん出すとお金かかりますしねー。
人間ならメイクだけでOKですから安上がりです。
まぁその分を演出で補ってほしかったとこですが、今一つ盛り上がりに欠けますね。カーペンターも年をとってちょっとパワーが落ちたのかな。
敵の恐ろしさがあまり伝わってこないんですよね。なのでサスペンスもないし展開も単調で意外性のかけらもない。
よく考えると「遊星からの物体X」も憑依みたいもんでしたけど、あっちの方がはるかに緊張感がありました。憑依という設定をあまり有効に使ってない気がします。
何も考えずにぼーと見てる分にはまぁそこそこ面白いですが、あまり出来はよくないです。