ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

大和屋竺ダイナマイト傑作選

5月 30th, 2023 by PureJyam

以前見た「殺しの烙印」や「裏切りの季節」の脚本を書いた大和屋竺のシナリオ集である。1994年初版ということで、もう30年も前のものだ。なので、残念ながら古本である。その古本ですらなかなか見つからず、定価5500円のところAmazonでは2万超の値段で出ている始末だ。で、時折検索していたところ、たまたま4000円台で出ているの発見し買ってしまった。

写真ではかなりきれいに見えるが、実はカバーはオリジナルに似せて私が作ったものだ。買ったものはとにかくカバーの状態がひどくていまにも切れて分解しそうなほどだった。幸い中身はきれいで汚れも書き込みもなかったのはよかったのだけどね。
オリジナルをスキャナーで読み取ってそのまま印刷しようと思ったのだが、いざ取り込んでみるとやはり粗が目立つので、極力似たようなフォントを探して活字部分を再現してみた。並べてみると微妙に違うのだが、単体で見る分にはわからない。ただ、インクジェット用の光沢用紙は質感はよいのだけど、表面が固いため折ったところが皺になってしまうのが欠点。とはいえ印刷用紙以外を使ってしまうと今度はインクの乗りが悪かったり滲んだりしてしまうので、そこはもう妥協である。

さて、中身だが、個人的にどうしても読みたかったのは、ルパン三世1stシリーズの2話「魔術師と呼ばれた男」のシナリオである。以前にも書いたが、このエピソードはルパン三世の中で一番好きなものなのだ。読んでみるとこのシナリオはかなり長い。アニメの一話は実質22,3分しかないのだが、感覚的に倍くらいの分量ある感じだ。解説によると演出の大隅正秋が長めに書かせた上で内容を圧縮したりそぎ落としたりして時間内に収めたらしい。
本編では冒頭パイカルが寝ているところをマシンガンでハチの巣にされ、犯人が去ったあとぎょろりと目を開けるとそこにサブタイトルが入るというかなり短いシーンなのだが、シナリオではパイカルは犯人たちを追い詰めて得意技で殺すところまで書かれている。つまりパイカルが何者であるかというのを冒頭で描写しているわけだ。本編ではあえてそこを切ってある意味パイカルという人間の不気味さを強調する形にしているのが面白い。
まぁ映画はそもそも切って切って極限まで切ってこそのものだと思うので、シナリオ全体のどこを切ってどこを生かすかの取捨選択こそが演出のセンスそのものなのだな。

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空調座布団

5月 27th, 2023 by PureJyam

アップにしすぎてなんだかよくわからないファンの写真になってしまっているが、ようするに椅子に置くクッションである。ただ、電動ファンが付いていて座面を冷やしてくれる。
何年か前に登場して、とんでも商品かと思っていたら今では割と市民権を得ている空調服というファン付のジャケットと同じメーカーの物だ。

ここのところ一日中椅子に座っている日々が続いているのだが、あったかくなってくるにしたがって、臀部の汗が許容範囲を超えてきているのだよね。椅子を買ったのが2020年の秋だったので、その翌年の夏から既に問題点として認識していた。まぁようするに2年越しの懸案だったわけだ。
最初、メッシュの風通しのよいクッションを敷くことでなんとかなるかなと思ったのだが、それが全く効果なかった。それが1年目で、2年目の去年の夏、何か別の良いものはないかなと探してみたところ、こいつがよさげだったので、買おうとしたら売り切れていたのだ。恐らく買おうとしていたのが、7月くらいだったせいだろう。こういう季節物は早めに買わないといけないんだよね。ということで、今年は早期に購入を図りようやくゲットすることができた。

この手のやつはいろいろ類似品が出ていて、そっちの方はそこそこ安いのだけど、やはりこういうのは本家を買っとかないと安物買いの銭失いに繋がりかねないので、まぁまぁ高い本家のやつを買った。
構造は単純で、前部に付いているファンから座面に風を送っているだけである。しかし座面から風がびゅんびゅん吹き出してくるといったことはなく、ほのかに漂う程度だ。けれどそれが結構効果的。これがないときは汗でズボンの尻がびっちょり濡れていたほどだったのが、導入後は全く乾いている。素晴らしい。

ファンはハイとローを切り替えスイッチで切り替えられるのだが、ハイにすると爆音が轟くため、通常はローで運用している。ローのときはファンの音はほとんど気にならない程度なのだよね。まぁそれで効果は十分あるので問題ない。

ただ、風の通り道を確保するためか座面のクッション部がわりと固めで、ちょっとつらい。しょうがないので、前に使っていたメッシュのクッションをその上に置いてみたのだが、それでもちゃんと効果があったので、当面これでいくことにする。

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SONY ZV-1 Ⅱ

5月 24th, 2023 by PureJyam

ZV1を発売したのは2020年の6月だったので、丁度3年前である。SONYのVlogカメラの後継機種が来月発売らしい。このZVシリーズはZV-E10というのが2021年に出ていて、これが後継機なのかと思っていたのだが、そういうわけではなかったようだ。まぁZV-1はレンズ固定で、ZV-E10はレンズ交換だったので、やはり系統自体が異なっているということなのだろう。ZV-E10側も4月頃にZV-E1という機種が出ているわけだしね。

ZV-1のときに、レンズが24㎜始まりというのはVlogカメラとしてどうなの?みたいなことを書いたが、新機種ではやっと18㎜始まりになった。その分望遠側が70㎜から50㎜になってしまっていて、まぁトレードオフということなのかね。しかし自撮り中心の使い方であれば、こっちの方が使い勝手はよいだろうとは思う。

それにしてもコンデジはもう完全に終わってしまっている感じだねぇ。SONYの高級コンデジであるRX100シリーズも、2019年に出たRX100M7を最後に音沙汰がなくなってしまった。
価格COMのサイトを見る限り、コンデジの売れ筋1位は2018年発売のPowerShotになっていて、もうどこのメーカーも力を入れている感じがしない。安価なコンデジはスマホにとって代られてしまって、もうカメラ自体が趣味人が買うものという位置づけなのだね。ある意味昔に戻った感じなのかな。

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徒然なるまま その47

5月 22nd, 2023 by PureJyam

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」はやばい。前作の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」もオープンワールドゲームとしてかなりの完成度だったが、今回はさらにやばい。
地上マップは基本的に前作と同じである。まぁ前作のエンディングの数年後の設定でありかつ舞台も同じハイラルなわけで、細部の違いはあるものの広さは同じということになる。
で、今作では空島が登場する。空に島が存在すること自体は「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」でも扱われていたので新要素というわけでもないが、スカイウォードソードでは空と陸は完全に別マップとして存在し、空から陸は見えないし、陸からも空は見えなかった。
しかし、今作においては空島と陸は完全に同一空間上に存在していて、空島から下を見るとハイラル全土が見えるのである。かつそれぞれをシームレスに移動できるのだ。マップが立体構造化されているわけである。前作も見えるところにはどこまででも行けるという凄さがあったが、今作ではそれがさらに空にまで拡張している。さらにこっちは別マップ扱いにはなるものの地底にも世界が広がっており、まだ全容は掴めていないものの、地上と同程度の広さがあるっぽい。つまりあまりにも広すぎて寄り道が面白すぎるのである。始めるとやめ時がわからないほど面白い。
ブログの更新頻度が微妙に落ちているのもこのせいなわけで、ほんと困ったものだ。

こないだ壊れた「SRS-WS1」は結局割れた部分に金属のあてぎをして、その上からテープでぐるぐる巻きにするという見てくれもへったくれもない感じで補修し、引き続き使っている。まぁ家でしか使わないので、多少のみっともなさは諦めるしかないよね。やはりよい新機種が今のところ見当たらないので、当面このままだろう。

先日増設したメモリは、当初48G状態で使っていたものの、なんか原因不明のブルースクリーンが発生するようになったため、元あった16G分を外し、現在は増設分の32Gのみで使っている。やはり混在は難しかったらしい。全く持って残念である。

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ガンズ&ゴールド

5月 17th, 2023 by PureJyam

「ガンズ&ゴールド」 2014
オーストラリア製のクライムサスペンス。主演はユアン・マクレガーとブレントン・スウェイツ。監督はジュリアス・エイヴァリーという人。Wikipediaの日本語版に項目がないので、他にどういう作品を撮っているかすら不明。
かつて強盗で名をはせたマクレガーは、刑務所で若いちんぴらのスウェイツに目を付け、脱獄を手伝わせる。刑務所を出たマクレガーは組織のボスから金塊強奪の仕事を請け負い、スウェイツと共にとりかかるが・・。
原題は「Son of a Gun」で銃の息子?と思ったらどうやら英語のスラングで、ろくでなしとか、くそったれとかいう意味らしい。邦題はそのへんのニュアンスはガン無視したようだ。
激しいアクションがメインになりそうなストーリーだが、ちょっとしたカーチェイスがあるくらいでさほど派手なものはない。強奪した金塊をめぐる丁々発止もあまり知的な展開はなく、意外性も弱い。
マクレガーとスウェイツの父と息子を思わせる関係性を描きたかったのかもという気はするがはっきりとした描写がないのでわからない。ただタイトルに含まれるSonはその辺りを匂わせているのじゃなかろうか。
序盤の刑務所シーンはそこそこ長い割りにマクレガーがどうしてスウェイツに眼を付けたのかとかそういう重要なことが全く描かれていないので、最後までもやもやする。
それと有名な凶悪強盗犯であるユアン・マクレガーが、いい男すぎて全く悪人に見えないのが痛い。演技がどうこうというのではなく、もっと強面な役者がやった方がよかったんじゃないかとは思う。
面白くないわけではないが、褒めるところはあまりない。
ヒロイン役のアリシア・ヴィキャンデルがどこかでみたことあるなぁと思ったら、大分以前に見た「コードネームU.N.C.L.E」に出てた人だった。

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THE BATMAN

5月 14th, 2023 by PureJyam

「THE BATMAN -ザ・バットマン-」 2022
監督はマット・リーヴス、主演はロバート・パティンソン。クリストファー・ノーラン監督のダークナイト3部作に続く新バットマンシリーズのバットバースの1作目という位置づけである。
いつものゴッサムシティ。ある日市長を皮切りに市の重要人物が惨殺される事件が相次いだ。そして犯行現場にはいつもバットマン宛のなぞなぞが残されていた。バットマンはゴードン警部補とともにその謎を追う。
前シリーズに比べるとかなり暗く陰鬱なイメージが強い。時系列的にかなり初期のお話らしく、バットマンは正義の味方として認知されておらず勝手に悪人と戦うコスプレ男みたいな扱いだ。事件自体も派手なものではなくサイコパスによる連続殺人事件で、全体的にバットマンによる探偵物みたいな雰囲気。アクションシーンも格闘と銃撃が中心であり、「ダークナイトライジング」であったようなど派手なものはない。ただ見せ方のセンスがよくスタイリッシュではある。後半の取ってつけたようなパニック展開はいまひとつだったが・・・。
前作のバットマンの中の人は、できる若き実業家風であったが、新バットマンのロバート・パティンソンは、世の中に背を向けて引きこもる神経質そうな若い富豪という風で、かなりイメージが変わっているが、これはこれで悪くない。リドラー、ペンギン等のおなじみの悪役たちも変なメイクをしてるわけでなく、普通の人間として登場するので、バットマンが出てくる以外は普通のクライムサスペンスみたいな映画になっているのが逆に面白い。
また使用楽曲で、ニルヴァーナの「Something In The Way」を多用しているが、この曲はほんと映画にあっていて素晴らしい。
ノーラン監督のダークナイト3部作は、結局2作目の「ダークナイト」以外はたいしたことがなかったが、今度のシリーズはどうなるだろう。今作の雰囲気を2作目以降も持続できればいい感じなのではという気はする。

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ゼルダの伝説 ティアーズ オブ キングダム

5月 12th, 2023 by PureJyam

とうとう発売された。どうしようか迷ったが、結局カタログチケットを使ってダウンロード版を買った。今作はパッケージ版との差額が大きかったのだよね。
で、日が変わったらすぐにやろうと思って10分前くらいにダウンロードはじめたら、残り40分とか出てなんだかなーという感じ。Switchだしダウンロードなんてすぐ終わるだろうと思ったのがちと浅はかだった。
とはいえ、今日も休みなわけではないので、やったとしてもさわりだけのつもりだったので、多少遅くなったものの最初の方だけやってみた。

いつものごとくゼルダ姫とリンクは離れ離れになってしまう導入部は、もうちょっとひねりを見せてほしかったがもはや様式美なのか?
いきなり知らん人に祠を3つ回ってこいとか言われるのも、前作とかぶってる。まぁチュートリアルフェーズに凝ってもしょうがないので、それはそれでいいんだけどね。
今のところストーリーは全くわからず、ラスボスっぽいやつも出てきたが、その正体も不明だしもうちょっとやってみないことには何とも言えない。ただ、やたらと自由度の高いクラフト要素はやはりかなり面白そうで、もしかするとストーリーそっちのけになりそうな気もしないでもない。

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XBOX360 その2

5月 10th, 2023 by PureJyam

3年前にXBOX360のことを書いたが、そのとき既に5年前に買ったという風に書いているので、ようするにもう8年も前になるわけだ。
しばらくぶりに立ち上げたら、上のようなメッセージを表示して固まった。その後何をやっても状況が変わらないので、多分逝ったということだろう。

なんでまたXBOX360をしばらくぶりに立ち上げたかというと、「アーマード・コア フォーアンサー」をやろうとしたからである。「アーマード・コア6」が発売される話は最近もしたが、 最新作をやる前にできれば過去作にも触れておきたかったのである。本当はPS3版が買いたかったのだが、やはり新作が出るということで、私と同じように考える輩が多いのか、中古が高騰しているのだ。PS3版は中古でありながら安くても4,5千円の値段が付いている。1,2年前であれば数百円だったという話も耳にするので、とんでもない値段である。で、そんな中XBOX360版は約2000円と、比較的安かった。高いには違いないが、PS3版よりはましである。幸いにもうちにはXBOX360もあるので、これで妥協するかという感じで、意気揚々と買ってしまったわけだ。

で、いざプレイしようと思って電源入れたらこのざまである。
いろいろ調べたが、こうなるともう修理に出すしかないようだ。そうは言ってももう10年前の機種なわけで、今更修理に出してもしょうがない。かといってまた新たに中古を買うのもどうなのという感じ。そもそもkinectを有効活用しようと思って買っただけなので、ゲームも一緒に買った「DanceCentral2」しか持っていないので、さらに追加投資しようという気にはならないのだよね。
「アーマード・コア フォーアンサー」は完全に無駄金ということになってしまうが、まぁ諦めるしかないなぁ。

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ラストムービー

5月 8th, 2023 by PureJyam

「ラストムービー」 1971
監督デニス・ホッパー。主演デニス・ホッパー。アメリカンニューシネマの代表作ともいえる「イージー・ライダー」に続く2作目の監督作だが、あまりに難解すぎたためか客も入らず、映画会社にお蔵入りさせられたらしい。
南米ペルーの村に来た映画のロケ隊に参加していたスタントマンのホッパーは、地元の女と懇意になり撮影終了後もそこにとどまった。やがて残された映画のセットを使って村人たちは映画撮影もどきを始める。
ストーリーはなんとなくわかるが、全体の構成が時系列をごっちゃにしていて、かつ現実と幻覚と劇中の映画のシーンとが織り交ぜられているので、まぁ確かに難解。映画会社が再編集を命じたらしいが、その気持ちもわからなくはない。
ただ、作品全体が崩壊しているわけでもなく、退屈なわけでもないので、それはやはりデニス・ホッパーの才能のなせる技であろう。もっとも作っている間デニス・ホッパーはドラッグでへろへろだったという話もあるので、構成がしっちゃかめっちゃかなのはそのせいだという可能性も捨てきれない。
いずれにせよ、カルト映画というのはそういうものなのだ。
それにしても若き日のデニス・ホッパーは甘いマスクの二枚目で、ほんとかっこいい。

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五匹の紳士

5月 6th, 2023 by PureJyam

「五匹の紳士」 1966
五社英雄監督、仲代達矢主演のクライムアクション。五社監督というと以前見た「三匹の侍」と同様時代劇の印象が強いが、これは現代劇だ。
刑務所で知り合った平幹二朗から紹介された女に会いに行った仲代達也は、大金と引き換えに3人の男の殺害を依頼される。
オープニングのタイトルバックで描かれるキーとなる2年前の事件を反転画像で表現するとか、俯瞰を多用した追跡シーンとか全体的にかなりスタイリッシュな演出が目立つ。ストーリーも進行するほどに方向性が変わってゆくので先が読めない面白さがある。
ただ、途中で子どもが関わることで、どうにも浪花節的雰囲気が漂い始めるのが微妙。男だけの物語に徹底すればフィルムノワールっぽく仕上がった気もするが、まぁ時代的にしょうがないところか。
謎の外国人役で出てくる天本英世が怪しすぎて逆に世界観を緩くしているのもご愛敬。
大菩薩峠」では鬼気迫る演技を見せていた仲代達也は、今作では交通事故を起こして人生を棒に振ったサラリーマンという役で、殺しを依頼されるも悪には徹しきれないある意味普通の男を演じていているが、まぁ何をやらせてもうまい役者はうまいね。
総じて面白いことは面白いが、いろいろ惜しい。それと、このタイトルはどうにかならんかったのか。

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